リボン形の箸袋の作り方


 今日は、作りがシンプルで、出し入れは簡単にできるようなものをと、幼稚園用の箸袋の形を考えてみました。
 手縫いで試作してみました。薄い四角の袋を、中央につけた紐で巻いてスナップボタンで留める形になっています。真ん中を巻くときに少し絞ってリボンの形に見えるようにしました。広く開くので、前回書いた紙製の箸キャップをつけたまま出し入れできるし、汚れなどわかりやすく洗い易いし、少しだけ巻いてスナップ留めなので子供でも自分でちゃんとやりやすいかと思います。
 
 広げた状態の表と裏です。この試作品では手縫いのスナップボタンをつけて、縫い跡はくるみボタンをつけて隠しています。本当は打ち具で打ってつける式の、表から見ても可愛いスナップボタンにしたいです。そしたらちょっと市販品ぽく見えてかっこ良さそうな気がして。
 手元にあった布を使ったので色の組み合わせもいまいちですが、留めるとリボンみたいな形になるこのデザイン、彩りを考えて布を選べばかわいいものができそうな可能性を感じます! 袋の外と中で色を変えるのもいいし、良く考えて色々な組み合わせを試してみたいです。
 最後に、作り方を載せます。ここを見た方良かったら作ってみてください。ちょっとの端切れと余ったバイアステープがあれば手縫いでもすぐできるし、形がシンプルな分、色の組み合わせや装飾のアイデアが映えると思います。バイアステープは、この試作品では25mm幅のものを使いました。

リボン型箸袋の作り方 (長さ16.5cmの箸が入る大きさ)
【材料】お好きな幅のバイアステープを19cm、20cm×16cmの布1枚
【作り方】
1:バイアステープの長さを半分にするように中表に折り、端6mm位のところを縫って輪を作る。表に返すと長さ9センチ程の四角い紐ができる。周囲1mmくらいのところを縫う。
2:布を中表に半分に折り、少し残して周囲6mmくらいを縫い、表に返し残りを閉じ、7cm×19cmくらいの布を作る。短い辺の長さを半分にするように折り、左右の端を縫って薄い袋の形にする。
3:2の袋の口中央に1の紐を縫いつける。縫い代は1センチほど。紐の端から2cm、反対側の端の2cmあたりにスナップボタンか両面テープなどをつけ、紐をくるっと巻いて箸袋を留められるようにする。完成!