絵の具セットの絵の具バッグの作り方


 小学校で使う絵の具セットを用意しないといけなくて、学校であっせんしてくれる絵の具バッグには気に入るのがないから、手作りしてみました。

 以前作ったプールバッグと同じで、サイドにメッシュ生地を使ったトートバッグ型です。
 メッシュは、100均の洗濯用ネットの水色のものです。一枚だと透けすぎるので2枚重ねにして使いました。

 洗濯用ネットについていたジッパーとその周囲の部分をそのまんま切り取り有効活用して、使い終わった筆を入れておく筆入れを作りました。絵の具セットによく付いてくる筒型の筆入れケースは、筆がたくさん入らないし、蓋を閉めるときに筆の毛を巻き込んでしまったりするので、要らないかな?って。かといって筆だけを直接入れておくと、バラバラとバケツの中に落ちて毛先が曲がったり、バッグから落ちて無くしたりしそうだったので。メッシュなので通気性が良いです。筆を何本か入れても大丈夫な大きさにしておきました。

 バッグの布は、薄くも厚くもないキャンバス地。いかにも道具入れ、っていうキャンバス生地を使えば、使ううちに絵の具とかで汚れていっても味があるかなぁと思い、キャンバス生地のなかから探しました。
 絵の具バッグっぽいというか教材っぽいイメージの布なのでこれにしました。裏地は、柔らかく薄い普通の布です。表地は男女兼用な雰囲気なので、内側を女子らしくしようとハートの総柄です。
 
 このキャンバスと薄い布だけでは相当しんなりしてしまうので、ハリを持たせるために、間に芯地を入れました。以前ユザワヤで買った100均の大判フェルトで、普通の柔らかいフェルトではなく、結構固めでゴワゴワしたテクスチャーのものです。これの、薄いピンクがあったので、メッシュ部分以外の、前、後、底面全てに挟みました。

 副材料は、50cmのジッパー。バッグをがばっと開いて筆洗バケツを仕舞いやすいように、マチの広さまでカバーするよう長めに使います。
 次に手で持つ部分の、バッグの持ち手。ただのバッグというより、いかにも道具入れって感じの見た目にしたかったので、底の方から挟み込んで上まで伸ばすデザインです。これは持ち手テープを100cm買って、半分で切り、50cm2本でちょうど良かったです。
 バッグの持ち手の途中には、前後に点対称となる位置に、1箇所づつDカンを挟んでいます。ここにナスカンをガッシャンして長い紐を付けたら肩掛けバッグにもできるよ〜、という為の金具で、市販のものには大抵ついているので付けておきました。こういう金具は、要らなくなって処分するバッグ類などから、捨てる前に切り取っておくとたくさん溜まります。

【作り方の手順】

型紙です。

0:バッグの横幅より、左右とも+5cm長いジッパーを用意し、両端を布で包むように縫いつけておく。
0:前、後、底面を、裏布・芯地・表布と重ねて、ずれないように周囲を1周縫いジグザグミシンをかけておく。 

0:サイドのメッシュの布は、型紙の形を4枚用意し、2枚づつ重ねて、上の短い辺だけに、幅5cmの布にアイロンをかけてバイアステープのようにした布を縫い付けておく。

0:前後の布に、持ち手を縫いつける。左右とも、両端から9cm離れた位置に持ち手を置いて四角く縫いつける。Dカンを付ける側は、下から9cmのところまで縫い、Dカンを通し、その2cm上を再度縫う。付けない側は、下から11cmのところまで縫う。

1:縫い合わせる。上下を確かめて前後の布にジッパーを縫いつける。縫い代はバッグ側に倒して再びミシンをかけて押さえる。 
2:底面と、前後の布を縫い合わせる。縫い代は、前後の布側に倒して再びミシンをかけて押さえる。
3:サイドのメッシュの布を縫いつける。一度で縫おうとせず、長い辺を上から下へ⇒もう1本の長い辺を上から下へ⇒底面と接する短い辺を縫う と3度に分けるとうまく縫えます。
4:表にひっくり返して、できあがり!
5:子供の手でも持ちやすいように、持ち手の中央20cm位を、半分に折って縫いつけておきました。お好みで。


 絵の具セットの中身は、学校に置いてあったチラシを見ながら、最寄りのダイエーやホームセンターで揃えました。
 筆洗バケツなんて、かさばるから通販したら送料がかかるのに、ダイエーに無かったからあせったんだけど、自転車で行ける範囲のホームセンターに普通に置いてあったので嬉しかったです! サクラの大型筆洗バケツの中に、エフ水彩の12色、ぺんてるのパレット、普通に収まったのでサイズ合わせもばっちりで一件落着です!
 大型筆洗バケツ
エフ水彩12色
 ネオセーブルの絵筆
 ぺんてるのパレット