だんごむし観察キットをてにいれた娘

だんごむしわくわくめいろハウス (科学と学習PRESENTS)

だんごむしわくわくめいろハウス (科学と学習PRESENTS)

幼稚園の頃からときどき、むし飼ってみたいな〜って言っていた娘。

私は昔旦那がカブトムシとクワガタを飼ったとき、体にダニがすっごいついたのが気持ち悪かったのがトラウマで、虫を飼うことには消極的だったんだけど、娘は最近、てんとう虫が大好きで、てんとう虫の幼虫を見つけては手に乗せて可愛がっていたり、小学校の国語でも「すみれとあり」っていう定番の虫観察ばなしをやっていたり、図書室にある本の中で、庭に来る虫についての本がいちばんのお気に入りって幸せそうに語ったりするし、メダカや金魚もベランダで飼ってるし、とにかく、外を歩いて見つかる小さきものを観察するのが楽しい時期なのかな。

本屋で、だんごむし飼育セットを見つけた。これは、プラスチックのケースの中に小さいキューブをカチカチはめ込んで、自由に迷路を作ってダンゴムシの家を作れるセット。これ自体は今までもあったっぽいけど、目を引いたのは、キューブに巻いて景観を変えられる絵のついた紙がついてきて、それが、今流行りの「マインクラフト」テイストなの。しかも女子向けに、ラブリーなお部屋というパターンもついてるのもぬかりない。

確かに、キューブを組み合わせて作る迷路だから、マイクラの洞窟みたいにするにはうってつけ!

面白いから買うか!と、娘と一緒に本屋に行って買ってあげたら、いままで何年も、やんわりと、昆虫の飼育を断り続けていたせいか、とうとう…うちでも虫を飼って良いとは……。と、思った以上に噛みしめるようにそうとう喜んでいたので、今まで親身に考えてあげなくてちょっとゴメンって思った。


日曜日だったから、説明書をよく読んでダンゴムシハウスを組み立てた後は、さっそくパパと外に出てダンゴムシを拾ってきた。10匹まで飼えるって書いてたのでとりあえず5匹。繁殖とかを観察することもできるんだけど、100匹とかの赤ちゃんが生まれたらちょっと怖いので、オスだけを集めることに。オスだけなんて、集められるの? と聞いたら、体の色や模様が違うからちゃんとわかるそうです。

えさは、隠れ場所代わりにもなる枯葉、野菜、煮干しなどなんでも。一月以上飼育するなら卵の殻も少し。月に一度糞の掃除をする。毎日、霧吹きで水をかけるか、枯葉の上にスポイトで水滴を与える。と、けっこう育て方もかんたんです。

家は遅くまで明るいので、夜は暗くしてあげたいと、自分が寝る前に空き箱をかぶせることにしたみたいです。
上の写真がその、ダンゴムシ男子学園。


そして、このダンゴムシ男子学園をつくりあげた娘は、こんどは、ピアノの曲を聞かせるたびにダンゴムシがどんな反応を示すか、という実験を始め、弾くたびにダンゴムシを観察しては「かくれてねむりはじめた!」「ごはんをたべはじめた!」などと声を上げるので、私が「真剣に心を込めて最高の演奏をすることで、実験の真の効果が現れるであろう」とアドバイスをしたから、すっごい真剣にピアノ弾くようになった。一曲ごとにダンゴムシをのぞくのが難点だけど! 2年生かわいい!