娘と「キャット&チョコレート」。娘の、なんかすごかった回答

 大きな本屋に行ったので、探してみたら見つかった、カードゲーム「キャット&チョコレート」。ゲームに関する本が置いてある棚にありました。わりと前から若い子の間で流行っていたそうですが、私は半年くらい前に動画とかで見かけてから面白そうって思っていたのです。

 このゲームは、「事件」のカードと「モノ」のカードに分かれていて、プレイヤーは常に「モノ」のカードを3枚持ちます。そして順番に「事件」のカードを引いていき、自分が開いた「事件」のカードの内容を、指定された枚数分の、手持ちの「モノ」を使って解決できる方法を考えてみんなにお話しします。

 解決方法は、順当なやりかたでも、ウケ狙いやこじつけでも、壮大なストーリーでもいいのです。お話ししたストーリーが、場のみんなに「アリ」って認定されたら話した人の得点になる。最後に誰が高得点かとか、ゲーム中には伏せられている2組のチーム分けを公開して、どちらの陣営が高得点だったかを競ったりします。

 以前から子供が友達と遊んでいるときに、たまに、昔話を面白く作り変えて話し笑い合っているときがあり、子供たちって小さくても想像力豊かだな! と感心することがあったので、面白い作り話を作るっていうこの「キャット&チョコレート」は子供と大人がまじっても、子供同士でも楽しく遊べそうだなって、買うことにしたのです。携帯ゲーム機とかテレビゲームだけじゃない遊びも何か家にあるといいと思っていたし。


 娘は、このゲームをプレイするニコニコ動画を時々見ていたので、大喜びで、早速何度か一緒にやりました。
(箱には3人からと表記されていますが、チーム戦の要素は無くなりますが2人だけでも遊ぶことができます)

 うちの子は小学2年生なのですが、昨夜1番面白かった回答はこれ。
「親友が芸人になりたいと言っている。でも向いてなさそう…」という事件に対して、「『かつら』をかぶってその子の片思いの相手(ちょっと家は離れているので学校は違う)になりすまして、星を見ようって誘ってデートをする。『望遠鏡』で星をみながら、このたくさんの夜空の星のように、あなたにはたくさんの未来があるのよ。(そんなに芸人に固執しなくていいのよ)っていう感じのことを話す。後日、またその片思いの子と遊びたいと思って片思いの子の家に向かって歩いている親友を待ち伏せして偶然をよそおって出くわす。あの子と星をみたんだ、ってデートした話をする親友に、「えっ、でもあの子…。結構前に亡くなってしまっているんだよ」と話す。デートしたあの子は幽霊だったのかと衝撃を受けた親友であるが、芸人だけではない無限の可能性があることを教えてくれたあの子のアドバイスを受け入れ、芸人へのこだわりを忘れてゆく…。」 と、子供なりのレベルの話し方ではありますがこんな内容でした。
 実はかつらをかぶってなりすましたとき、本当にその子の霊が体に入り込み、プレイヤーの体を借りてデートしていたのだ、とあとから付け加えてた。

 うちの子ってここまで話を作れるんだ!って超受けたし驚いた。子供のまだ見ぬ一面を見れて面白いので、このゲームオススメです!