ひとたち折り

 
 今朝届いた読売子供新聞に「ひとたち折り」という切り紙とその考案者の方が紹介されていた。折り紙を折って、最後に一度だけ切ることで、目的の形を完成させるというもの。(ひとたち折りの公式ページはこちら
 作ってみた写真のハートと猫。出来上がりの左側にある折り上げた状態の折り紙を、それぞれ一回斜めにまっすぐ切ると右のような形が出来上がる。
 子供新聞には簡単な「ハート」「やじるし」「ねこ」が紹介されていた。アルファベットと数字など、作品は他にもいろいろあるそうで、アルファベットは全てできるまでに10年かかったそうだ。出張ワークショップや定例会みたいなのもあるみたい。
 さっそく載っている通りに作ってみたけど、面白い。それは、開いてみたら本当にできてた!という喜びもさることながら、考案者の方の本業が建築家というだけあって、出来上がりの形の美しさが洗練されていて感動するというのもある。ハートも、猫も。

 切るのは一度という縛りと、そうするためにどうやって折るのかと考えるのも面白いなぁと思う。だって例えば数字の「1」はただのまっすぐの棒だけど、これをひと裁ちで作るにはどう折ればいいかって、すぐには出てこなくて悩んじゃうよね!
 考える力がつきそうだし、すごいなぁと思って作り方の本もアマゾンで注文してみた。これには目的の形をつくる仕組みと、数字やアルファベットが載っているそう。もう一冊の本には、他の形や、アレンジして自分で形を作ってみるための手引きのような内容もあるらしい。
ひと裁ち折り紙―折り目あそびの魅力 ひと裁ち折りの魅力―もうひとつの紙あそび