シナベニヤで手作りドミノゲーム

  
 前の日記で書いたように、家族で遊びたいなあと作ってみたくなったドミノゲーム。月曜に材料を買いに行って木を切って、今日は色を塗って完成させました。
 ベニヤの工作は初めてでしたが、裏表からカッターで傷をつけるだけで綺麗に割れるので、普段の工作の延長気分で気軽に作れました。ホームセンターで細く切ってもらっておくというのが、楽に作れるコツかな。
 作り方を紹介したいと思います。


【材料と道具】


 ・シナベニヤという表面が白く綺麗なベニヤ。ホームセンターで、厚さ4ミリ、30×60センチのものを買い、長い方向に4センチ幅に切れるだけ切ってもらいました。4センチ幅の細い板が7本できます。カット料金が30円×7で210円かかったので、全部で500円くらいでした。
 ・カッター。刃を替えて、良く切れるものを用意して始めましょう。
 ・木をカッターで切るときに使う定規的なもの。これは重要です。只の定規ではなく、1センチ弱くらいは厚みがあるものを定規に使ってベニヤを切っていきます。普通の定規だと厚みが薄すぎてカッターが滑り手を切る事故を起こしやすいそうです。写真に写っているのは普通の定規です。もうひとつ、何か厚みのある長いものを見つけて、木を切るときにはそちらを使ってください。
・アクリル絵の具。うちのは、以前ダイソーで買った6色セットです。
 ・断面が丸い棒。ドットを描くハンコとして使います。さなのおもちゃの木琴のバチを借りました。
 ・書いても消せるボールペン、もしくはチャコペン等。木材に印をつけるのに、あとから消せるペンを使うとかなり便利です。
 【作り方】
 
1:買ってきた細長い木の板を、8センチの長さに切っていきます。全部で28枚必要です。
  切るときには、1センチ弱くらいは厚みのある板を定規にして、カッターで表・側面・裏に切りこみを入れます。そして、そーっと折るようにすると、綺麗に割れます。
  4センチ×8センチの大きさの札を28枚用意し、切り口が粗いところがあればカッターで削って整えます。
  
2:札に、ドットを描く位置の点を薄く書いておきます。
  ドットの書き方は、0(何も書かない)から6までの全ての数の組み合わせになるようにします。例えば、「3と2」と「2と3」は同じ札と考えるので1枚だけ作れば良いです。
  「0と0」〜「6と6」までの全ての組み合わせを描くと28枚になります。上の写真のように一覧表を書いておくと間違えないでできると思います。
  上から絵の具でスタンプすれば見えなくなるくらい薄く書いておくと良いと思います。
3:札の側面の、ベニヤの断面の色が気になる方は、白いアクリル絵の具を少し水で薄めて側面に塗るといい感じに落ち着きます。私は半分やりましたが絵の具が残り少なくなってきたので途中でやめました。
  アクリル絵の具は乾燥しないうちは水に溶ける(一度乾くと水で洗えなくなります)ので、使った筆やパレットは乾かないうちに水洗いしてください。
4:ドットをスタンプしていきます。要らない厚紙や牛乳パックを切り開いたものをパレットに使い、アクリル絵の具を混ぜて好きな色にして、何か丸い棒のようなものを使って、スタンプしてください。アクリル絵の具は水で薄めないで使います。

5:札の真ん中の線、ポスカとかで書けば良かったと思うけど、さなのグレイのカラーペンで書いちゃいました。出来上がり!


 
 遊び方は、2人〜4人くらいで何枚かづつ札を分け、一枚づつ、端っこに同じ数字を繋ぐようにして札を出し合います。同じ数字がダブルになっている札は、いままでの札と直交するように並べて、そこからは上下にも繋いでいくことができます。出せる札が無ければ余った札をめくって使うか、順番をパスするかで、最初に札が無くなった人が勝ち、的なルールで遊ぶのがすごく簡単な遊び方。トランプのように、遊び方はルールを決めさえすれば自由で、既存の遊び方もいろいろとあります。Wikipediaなどを見てみてください。
 さなとは、まだ順番に出し合う、っていうゲーム形式ではできなさそうだったから、一人遊びみたいにして一緒に並べて行くうちに机の上で迷路のようになった。迷路みたい!すごろくみたい! ってさなが動物パズルの駒を持ってきた。数字をつなぐゲームをして出来上がった迷路で次はすごろくをするのも楽しいと思う。止まった駒にある数字の分だけまた進める、とか。
 食後に2回目遊んでみたら、さなは札をルール通りに並べられるようになっていた。一緒に、四角い輪になるように繋いで、牧場ができたーと言って動物のおもちゃを入れて遊んだ。次は迷路みたいに繋いで、お化け屋敷ごっこをした。大きくなったら、計算をするルールにするのもいい。「9と9」まで札を増やすこともできるから、出た札の九九を唱えるっていうルールもいいね。(9までにすると札の数は55枚になるそうです)そんな風にすれば、結構大きくなるまで遊べそう。
 ドミノを入れるしょぼい箱も作った。牛乳パックで形を作って折り紙でちぎり絵をして表面を貼った。最近、さなに作ってあげたミニチュアなおままごと道具などに、この、ちょっとおばあちゃんアートぽくて恥ずかしい、ちぎり絵式に表面を飾るのが気に入っているのです。一枚の色紙をぺラっと貼るよりは、まだ良い感じに見えるので。あと、さなが使って余らせた折り紙の切れはしたちを消費する意味でも。