できない気持ち

私が、苦手な数学のテストをなぜかやっていて、自分なりになんとか回答用紙を埋めていくんだけど全然難しくて、見回りに来た先生に書いたことを笑われてすごく悔しくて泣いて、あまりに悔しすぎて、大人になった今からでもわからないところから順番に頑張ればできるようになるのかな? って泣きながら考えた夢を見ながら泣いた。

さなの勉強や習い事の練習などをさせて監督しているときに、できなくてかんしゃくをおこしてしまうときなど、なだめたりすかしたり教えたり諭したり、この子には今どうすればうまくいくのかというみきわめとかなかなか難しくて体当たりの日々だけど、すくなくとも、さっきの夢の、できなくて泣くほど悔しいときの気持ちを忘れないようにして、さなの気持ちも考えながら接していけたらと思っている。

ことしもひきつづきがんばろう。

星の王子様の新訳と、愛情の可能性について


私は星の王子様を読んだことが無くて、なぜかはわからない。あの有名な挿絵があまり心に入ってこなかったというか、そんな感じでここまできてしまっていたんだけど、今、映画が公開されるので本屋に特設コーナーができていて、そこで見つけたのがこの、新訳の星の王子様。なんか、サイバラさんの挿絵にすごく親しみがもてて、初めて、星の王子様がどんな話なのか手に取って開いてみることが出来た。

開いた部分は、星の王子が地球での経験を経たのちに自分の星に居た一本の薔薇のことを想い返すという場面で、王子のモノローグを追うにつれて王子の心にそのとき起きている心の成長を読者が目の当たりにしてしまう。

それは大人になりきった私にとっては、まるで自分の子供が、あるとき、自分の目の前であきらかにある出来事をへて大切な何かを見出したとみえるその瞬間に偶然立ち会うことができたときのようなはてしなく愛しい気持ちで、他人がその人生で大切なものを得たというときに立ち会いこんなに素敵な気持ちになれるなんて、人間の心はなんて不思議なんだろうって思う。
また、挿絵を描いている西原さんの過去の著作の「いけちゃんとぼく」を読んだときに感じた、他人に対して、その人の生きてきた過去、子供だったときの彼をも愛しみたいと思える気持ちっていったいどんな愛情なんだろうって心をうたれたときのことも思い出してしまった。

最近、所詮は丸め込むことができていたような幼稚園時代までとはもう確実に違う、次の段階に入ってしまった、さなとの毎日の付き合い方に手こずってしまっていて、子供の成長を助けるって何だろう、見守るって、導くって、育てるって、一緒に暮らすって、家族って良いもの?悪いもの?何だろう、って混乱してしまうような日々で、なーんか壁にぶつかったような気持ちでいたんだけど、ちょっと、きょう、星の王子様に感動して、人が心に芽生えさせうる愛情ってものの可能性について客観的に感じて、すこし冷静になれた気がする。
やっぱり私のほうが子供より絶対的に大人なんだから、根気よく忍耐強く接していくべきなんだよね、優しさ、愛情、よし、がんばろう…!

そんな土曜日でした。

あ、この新訳の本は、大きめの文字、やさしい文、取っつきやすい挿し絵で、ほんとうに小学生が読むのにぴったりです! 子供が、深い意味を実感するには至らなくとも、ストーリーを楽しめ、大人になるにつれてすこしづつ思い起こすことができる、読んでおくべき寓話というか…素晴らしい作品だな〜、珠玉のSFだなあ〜と思い、さなが読む用にと、買いました。

本屋で見かけたら、ぜひぜひめくってみてください!



膝掛け(電気敷毛布カバー)を作る


なんと、電気毛布は、こたつや電気カーペットの十分の一の消費電力なのだそうです!!

私、去年エアコンだけで暖房したら凄く電気代がかかったのがトラウマで、今年はもう少し省エネな暖房器具を取り入れようと思っているのです。とりあえず、メインはエアコンだけではなく、しまいこんでいたガスファンヒーターを使ってみる予定。

そしてサブの暖房器具として、座っている時にこたつのかわりにしようと思い、電気敷毛布を入手しました。
電気敷毛布って、サイズが結構小さくて、80×140cmとかなの。これ、大きめの膝掛けとほぼ同じサイズなのです。まぁ、膝掛けに転用するなら個人責任になってしまうでしょうが、腰から下を覆うサイズのあったか膝掛けにちょうど良すぎるのです。


という目論見の元、ジョブチェンジありきで私に買われてきたこの敷毛布にカバーを作って、かわいい電気膝掛けとしてデビューさせました。
カバーはジッパー式です。ジッパーとはまた別の位置に、電気コードを差し込む部分に合わせた穴が開いています。

カバーの表の面は、普通の布で作ったパッチワーク生地の下に、保温を良くするため、キルティングわたではなく、フリースの生地を挟んでキルティングしてあります。これがとても良かった! すごく熱を逃がさなくて、通電せずにただ掛けるだけでも暖かくなるので、冬用のひざかけ作るには中にフリース!おすすめです。


ミシンでパッチワークして作った表の柄のテーマは、地味かわです。生成りリネンみたいな色の無地のコットン生地と、レトロ可愛いシンプルな花柄の組み合わせ。マジ地味カワ!
実家の母や田舎のばーちゃんに見られたら、確実に長屋のずた袋かと思ったって言われるやつ! でもカワイイよ!


裏面は、電気毛布の熱が体に届きやすいように、ぺらぺらした薄手の生地にしてみました。


からあげ

さなが「ひさしぶりにからあげたべたーい」というので「いいよ〜。鶏天でもいいの?」って聞いたら「え〜?からあげがいぃ」と言う。私は、胸肉に下味をつけてそぎ切りして、天ぷら粉でぐつぐつカリっと揚げて、安上がりでたっぷり食べられる鶏天が最近気に入っているから鶏天でもいいなぁと思っているのでごまかそうと「だいたいさなはとりてんとからあげの区別ついてるの?どっちでもいいんでしょ?」って聞いたら「くべつ! つくよ!」って主張してた。そうなんだ〜。駅前のスーパーに鶏肩肉探しに行くか……。



俳句が思っていたより自由だった


部屋の床に落ちてたさなの俳句……。

この前、Eテレ天才テレビくんで、俳句の先生が俳句の作り方を教えてくれていた。
よみたい情景を五七か、七五で言葉にする。そして、残りの五文字はその季節の季語のなかからなにか選んであてはめる。これで完成。

俳句には季語っていう決まった言葉を使うことが約束というのは知っているけど、なんとなく、まずはじめに今回使う季語を決めてしまい、そのあと残りの言葉を考える、ってして作るんだと思っていた。
だけど、先生の教えてくれていたように、切り取りたいことをなんでもぺろっと言葉にしてしまい、最後に、なにかしらその場にあてはまる季語をくっつければハイ完成〜、ってしたほうが、比べ物にならないほど自由に俳句がつくれるみたい!!!

いまのこしておきたい景色をとにかくそのまんま言葉におとし、そこに、それがいつのことだったかって、タイムスタンプがつくように季語をつける。そういうふうに俳句をよんでも良いのなら、現代の私たちが、何かを忘れないでいたいって願うときに事あるごとスマホで写真を撮ってしまうのと全然同じだ!
写真がない昔にだって、忘れたくない瞬間やあのときその場にいた記念、暮らしてゆく日々、あぁと思った景色を残したり思い出したりするための手段はちゃんとあったんだなって、嬉しくなった。



パン食い競争の練習と前歯の非存在

 去年卒園した幼稚園の運動会では、毎年プログラムの中に、その日来ている小学生が参加できるパン食い競争がある。
 たぶん、下の子の応援に来た上の子たちへのサービスとか、普段会えない卒園児が幼稚園に来て顔を合わせる良い機会なのかな? パン食い競争をして、ゲットした菓子パンをもらえるっていうレース。

 3年間、パン食い競争いいなぁ〜って見てきていて、さなも1年前から行く気まんまんだから、時間に合わせて一緒に行く予定なんだけど、その話を同じ卒園児のお母さんとしてたら、その子のおうちではパン食い競争の練習もしたって聞いて、(はっ! 今さな、前歯2本抜けちゃってるから、うまくパンかじれないかもしれない)ということに気づいて、うちもちょっと練習してみることに。


 小袋のお菓子に針金のラッピングタイをセロテープで固定して、その針金部分を曲げて先に小さいわっかを作った紐にぶらさげて。ラッピングタイの針金はそんなに強くないから、小袋をくわえて強く引くとお菓子が外れるっていう仕組み。これで何回でも練習できる!

 そして、これでいくら練習しても平気だよ! さあどんどんおやり! とさなに試してもらったら、向こうから勢いつけて走ってきて、すんごい普通にスムーズに、パクっとお菓子をゲットして「んーーーー(とれたよ)」て、私の元にやってきた。
 あれ? そこまですんなりとれちゃう? うん!練習の必要なかったね! って感じだった。前歯ないから心配してあげたのに……すっごい杞憂だった。


 さな、夏に私の実家でばあちゃんちのトウモロコシを食べた時も、あっ前歯無いのに食べれるのかな?ってふと見たら、前歯がないから食べにくいとかも言わず前歯がないから食べれない…みたいなそぶりなどのあらゆる前ふりも一切なく普っ通ーに、顔を傾けながら前歯の横の歯を使って猛スピードでガリガリ食べつくしてて、好きなものへの食欲に関しては野生だった。

 純粋な意欲というものを持つときには、自分の前歯があるかないかも意識にのぼらず、ただそのとき持っているステータスでぶつかっていくだけなんだなぁ〜って感心した。

密封できるキッチンクリップ「クリップイット」

 上のキッチンクリップ、スウェーデン・ウェーロック社の「クリップイット」というものです。
 うちではここ数年、イケアで安売りしている、似たような形のカラフルなキッチンクリップを愛用しているのですが、イケアのは、密封はできないんです。留めた状態でも袋を押すとスースー空気が抜けたり入ったりしています。洗濯バサミで留めるのと同じですね。

 湿気など関係ない小物とか、数日で食べ終わるお菓子を仮に留めておくくらいなら良いのですが、調味料や粉ものなどの、保存期間が長く必要なものについては、室温にしても、冷蔵庫や冷凍するときも、これじゃだめだ……密封できるクリップも必要だなぁ、ってはがゆく思っていました。

 なので、そもそもこういう形のもので密封できるクリップってあるのか調べてみたら、上の「クリップイット」というものが、液体でも漏らさないくらいにしっかり密封できるらしい。クチコミを読んでみるに、厚手の袋に使っても、10年使っても、冷凍しても、壊れずに丈夫なのだそうです。私、これからは少しづつこれを買いそろえて使ってみたいと思います!


 一番上の写真のリンク先、スマートキッチンというショップでは、サイズも各種そろっているし、メール便で発送できるので、気軽に入手できそうです。一番小さいサイズだと、幅5センチ×8個入りで700円+メール便送料100円、の800円で買えますね。本当にうわさ通りの品なら、一個100円なら安いですよね。

 
 また、こちらの店は、焙煎珈琲の店なのですが、クリップイットを各サイズバラ売りしてくれているので、新しいコーヒーを買うついでにコーヒー袋用にクリップをお試しで買ってみるっていうのもアリですね! 

 そのほか、ケンコーコムなんかでも取り扱っていますので、洗濯洗剤や、冬支度のハンドクリームや医薬品なんかをまとめ買いするついでに買えば送料無料にできそうです!