刀剣乱舞、からの 角川と小学館、歴史の学習漫画さがしへ


 女子(おなご、と読めばきっと私にも該当)の間ではやりのかっこいいゲーム「刀剣乱舞」をとうとうやってみたくなって、一人では寂しいのでギャラリーとしてさなも誘って、きゃぴきゃぴと進めています。テストとかは全く苦手でしたが、歴史そのものは嫌いではないこともあり、おもしろいです。全部のキャラが好きだけど、私はへし切り長谷部、さなは小夜左文字という刀のキャラが好きかな。

 「刀剣乱舞」というゲーム自体は、一年前から公開されている、パソコンのインターネットブラウザ上で遊ぶゲームです。(もうすぐスマホ版も始まります)
 ブラウザ版では、ユーザー登録するのにDMMの会員登録が必要なので、実質18歳以上じゃないと遊べないゲームだったんだけど、このゲーム自体にいわゆる18禁要素があるわけではありません。恋愛要素も特に無く、ノベルゲーとか乙女ゲーというジャンルでもありません。なんか、普通の、たたかう系のゲームです。

 また、来月の、3月1日から始まるスマホ版(アンドロイド&iOS版)には、ユーザー登録に上記のような年齢制限はなく、メールアドレスで登録することもできるので、「剣で戦う」という要素があることを許可するかは保護者の判断によるでしょうが、4歳から遊べるゲームだということです。
 ブラウザ版は基本無料だし、ゲーム内に売られている有料アイテムを購入しなくても十分遊んでゆけています。


 数年前から男子を中心に人気の「艦これ」と同じ会社から公開されている、対になる存在のゲームです。「艦これ」は「戦艦が擬人化した女の子たち」を集めるゲームなのに対して「刀剣乱舞」は「日本刀が擬人化した男子たち」を集めるゲームですね。つまりポケモンみたいなものです。

 過去の日本の歴史を変えようとする謎の勢力をくい止めるために、神と対話できる能力を持つ「さにわ」と呼ばれるプレイヤーが、政府の要請により、「刀剣男士」という日本刀の付喪神たちを呼びだしてその主となり、過去の歴史に送り込み、歴史を変えようとしているやつらと戦ってもらう…… という、ちょっとSFの入った設定なのがすてきです。


 ゲームを始めると、まず一本刀を選べて、そいつと一緒に戦いをはじめます。いろんな過去の歴史の名場面の中に刀を送り込み、戦っていく中で新しい刀を拾ったり、政府から報酬として与えられた資材を使って刀を鍛刀したりして、仲間の刀を増やしていきます。
 ゲーム内では不定期にイベントがあって、いつもとは違う期間限定の戦場に行って、限定の刀を手に入れられたり、と、やりこんで強くなってしまった人にも楽しく続けていける要素があります。


 例外はありますが、短刀は小学生くらい、脇差や打刀は中高生〜20代前半くらい、太刀や大太刀、槍、薙刀は成人男性らしき姿と、バリエーションのある見た目や言葉遣い、歴史上伝えられている来歴にのっとった性格付けをされた、いろんな性格のキャラがいます。

 んで、何が歴史かというと、そのゲームをしていると、古くは平安時代くらいからの、歴史上の有名な人物たちのあいだで時代を越えて引き継がれてきた刀を、50振り以上も覚えてしまうわけです。ポケモン覚えるみたいに、刀剣言えるようになれちゃうわけですよ。ゲームの中で過去の歴史の場面に行ったりもするので、なんとかの戦い、とか、なんとかの役、などの言葉も、ポケモンのなんとかシティみたいな感覚で覚えちゃうわけです。

 小学校でも、中学年くらいから、地域の歴史〜日本の歴史と、徐々に歴史のお勉強をしていくようになるので、これからは、TVとか読書してる時に歴史の説明をしなければいけなくなったときに、そのとき、さなの覚えた刀がどこにいたかとかを言ったりして、話のとっかかりにしようって思います。地理を教える時にも使えそう。

 そんな感じで、最近、図書館で借りる本に平安時代のお姫様が冒険するって内容の本を混ぜといたり、自分が昔読んでいた漫画の、平安時代が舞台のやつを置いといたり、歴史に親しめるようにしていたのですが、刀剣というネタができたので、教えやすくなったかもです。



 そろそろ、計画的に歴史の学習漫画も買いたいなぁと思っています。求められてもいないのに年表をコピーして刀関係の書き込みも加えてトイレに貼ったり、漫画の絵の横に全面糊になってる小さい付箋をべたべたつけて「←この刀、宗三左文字」とか、やたら書いといてあげたい。


 歴史の学習漫画は、角川のやつにしようかなぁ。
→角川のやつの紹介ページ
 重要事項をより多く網羅しているというよりは、歴史の流れをイメージとして頭に叩き込める感じなのが特徴らしいんだけど、確かに、その漫画に書かれているぶんの内容はいちばん頭に入って覚えてしまえそうだった。漫画として、よりおもしろいという感じ。


 角川のを抜かせば、今でもやっぱり小学館のが良いんだよね。
→小学館のの紹介ページ
小学館のも、今読んでも漫画はかなりわかりやすいし、とても良くて、しっかり学習漫画として通用するものなんだけど、いちど角川のをみてしまうと、小学館のは、実力は申し分ないけど、昔ながらの殿堂入りナンバーワンタイプだなという印象に至ってしまう。
 私が何十年前に読んだのと同じだからなぁ。同じのを読ませてみたい気持ちもあるけど、角川のを読んでみたら、やっぱり、最先端には最先端の(漫画自体の表現の進化?みたいなのをとってみても)良さがあるみたいだというのを感じて、角川のほうを買ってみようかなぁ?って。