百人一首リベンジ

まんがで読む 百人一首 (学研まんが日本の古典)

まだ1年生だった半年くらい前の2月頃に、まだうちの子には早そうだなぁと思ってた百人一首、今ブームが訪れました。

身長も伸びたし、運動面でできることも増えたし、2年生になってぐんと成長した。たった半年で、不思議。

ここに来るまでの軌跡。
まず、現実に伝説があったり実在していたりする数多の日本刀がテーマのゲーム「刀剣乱舞」に一緒にはまりました。そして、歴史的なテーマっていうつながりで、戦国BASARAっていうアニメを、一緒に見てみたら面白くて、ちょこちょこ見進めるようになりました。また、子供用の、たくさんの人の伝記がかんたんにまとめられている本を買ったりした。そうしていたら、娘自身も、少し、歴史的なものに興味が出始めたみたいで、「学校の図書館でれきしの本かりた!」って、縄文時代のムラ、とか、紫式部の伝記の本とかかりてくるようになった。戦国BASARAでは、私は政宗が好きです。バイクみたいにした馬がすごいです。娘は真田幸村が好きみたい。

それで、歴史っぽいものに親近感がでてきた感じなので、ちはやふるのアニメを一緒に見てみたら気に入ったみたい。始めに数話、登場人物たちの小学生時代がでてくるので、感情移入ができてつかみがオッケーだったのと、内容が、競技かるたがテーマのけっこうスポ根ものなのが、うちの娘にとっては目新しいストーリーなのかも。

すかさず、一緒に本屋に行って、半年前は買わなかった百人一首の本を買ってきたり、携帯に百人一首のアプリを入れてあげたら、楽しそうに覚えてる。

買った本は、上のリンクの学研まんがの百人一首の本なんだけど、純粋に和歌の描いている内容が知りたい人のためにも、また、競技かるたをしたい人のための覚え方のコツも、どちらにも対応しているし、それぞれの和歌の中のわかりにくい言葉の意味とか、詠んだ人についてや、詠まれたときの状況や背景、後日談のようなものも、その歌を読んでみてあれ?知りたいな、と思うことがあらゆる切り口からいろいろ書いてあって、そしてもちろん大まかな意味は漫画で示されているからイメージがしやすいし、とにかく隙がないし、すべてがここにあるって感じ。

私も30年以上前に、百人一首のひみつ、とかの学習漫画を読んでいるけど、やっぱり、それより、いろいろすごいと思う。多分、この何十年の間に何冊もあった子供向けの同様の本の、良いところを集め、悪いところは改善し、と、より良い内容になっているんだと思う。
学習漫画界も、進化してるんだわ…。ほんと、隙がないっていうのはこのこと。小学生時代に買ってもらって読み込んだとしても、高校とか大人になるまで楽しめると思う。

大人が読んでもすっごく面白い本です。