机を作ってあげた(1歳児用のデスクをDIY)


 佐夏に机を作ってあげました。エチカの鏡脳科学おばあちゃんの本を立ち読みしたとき、お絵かきのときはちゃんと座らせて、ちゃんと3本の指でクレヨンを持たせて、左手はちゃんと紙を押さえさせて書くように教えるとか書いてあったりして、そんなこんなで1歳児にも机と椅子が必要だって感じだったのです。へぇ〜と感化され、すっごく机が欲しくなりました。
 佐夏を座らせて計測してみた。椅子に腰掛けて肘がちょうど机に乗るような高さというと、35センチ近くになる。しかし市販のいわゆる折れ脚ちゃぶ台タイプのミニテーブルだと20〜30センチくらいの高さのものばかり。低すぎる。でも1歳から使えるようなキッズ家具買うと今度は値段が超高い。高すぎる。でも木の机欲しいよ〜、と作ってみることに。
 北欧の家具メーカーのブランドキッズ家具「フォルミオ」というのが、高さ調節が可能なシンプルなデザインの机や椅子ですごく理想に近い形だったので、これを参考に自作してみました。ホームセンターで「2×4材」という木材の180センチのを切ってもらって買ってきて、木ねじも買って、しめて2000円ほどで作ることができました。
【作り方】
1:厚さ18ミリ×幅28センチ×長さ180センチの2×4材を、60センチ一枚・40センチ二枚の板にカットしてもらいます。
2:厚さ18ミリ×幅6センチ×長さ90センチの2×4材を60センチにカットしてもらいます。
3:机の形に組み合わせてみていい感じの場所に4ミリの下穴をつけた後4.2ミリの木ねじを使って組み立てます。6センチの細い板のほうは机の後ろ側の補強用に使って一緒に組み立てます。
4:出来上がった机をチェックして、木の角が鋭いと思う部分はカッターで削って丸くします。完成。

 ★追記します★ 使っていて気づいた大事な情報なのですが、この28センチの奥行きの板で家具類を作ると、奥行きがあまりないので、子どもが上の方を思い切り引っ張ったりされた場合、安定感に不安を感じることがあります。もっと安定させるためには幅6センチの板を28センチより前後何センチかづつ長く切ったものを、接地する部分につけるとか、置く場所が狭くなる事が気にならないご家庭ならば、そもそももっと奥行きを長くした設計で作ったりするといいと思います。
 これのいいところは成長に応じて机の天板の高さを変えられること。同じ材料で、同じ作り方で、天板の位置を変えることでベンチにもなるし、天板の長さを短くして作ると椅子になります。同じものを積み重ねて固定すると棚としても使えます。耐荷重量など計算せずに作ったものですので、作ってみたいという方は作成後も十分気をつけて、自家用として自己責任でお使いください!
 2×4材はアメリカとかで建築用に使われる規定のサイズの木材だそうで、値段が安いし木が白く表面がすべすべで綺麗だったりするし角があらかじめ面取りしてあったり、エクステリア用に防腐処理してあるものもあったりとバリエーション豊かなのでDIYで使いやすいです。でも、割れや節の穴あき、反りがあるものがとても多いので買うときにはよく選んでください。
 佐夏は嬉しそうにお絵かきしてました。椅子はいとこのお下がりでもらっていた木の椅子です。この椅子はまだ足がぎりぎりつかないんだけど、この数センチのために椅子を作るのも面倒なのでまあいっか。
  ★追記その2★ その後、この机とお揃いのままごとキッチンも作りました。作り方など、2010年5月2日のエントリー(→リンク)に載っています。