シンプル移動ポケットの作り方

  
(作り方はアトリエに載せました。)

 さなが小さくて、まだ一人で遊びに行かせる機会がないので必要性を実感していなかったアイテムです。
 ハンカチとティッシュを入れられて、ポケットのついていない洋服にでも着けられる外部ポケット「移動ポケット」。巷では、作り方も商品としても人気があるみたいなので、これからは使う機会もあるのかな、バザーに売ってたら買う人もいるのかな? と作ってみました。
 サイズは、普通サイズのティッシュが、横にして丁度入る大きさです。子供は身体が小さく、あまり大きなものにするとバランスが悪く見えるし、これ以上持ち歩きたいならバッグやポシェットを使えばいい話なので、移動ポケットとしての存在意義を見失わないためにもミニマムなサイズに抑えました。

 アトリエを見てもらえると裁断図と作り方がありますが、必要な布の量は「27.5×50cm」。一般的な布の巾「110cm」を、50cm用意すれば、縦に4等分して4つ作れるようにしましたので、量産にも向いています。(その代わり、本体パーツを作るときの縫い代を1cmではなく0.75cmとしていますのでご注意下さい。)

 お花のコサージュは、20cm角のフェルトから6弁の花の形を4枚切り抜いて、縫い合わせて作ります。ネットで検索して、こちらのブログを見て作りました。5分あれば作れます。4枚の花のパーツを使いますが、1枚くらい色を少し変えたものを使うと、表情が出て可愛い花になったりします。(写真の花も、右下あたりの一角が少し濃い色になっています)


 
 移動ポケットって、蓋を開けるとティッシュティッシュケースのようにはめ込んでティッシュを抜き出せるデザインになっているものが多いです。それを見ると、アイデアグッズを見た時的に「イイネ!」と感じるのですが、実際ティッシュを必要とする場面において、身体をひねって腰の横でごそごそとやる体勢って(あ…ティッシュちぎれた……)とかなったりして面倒そうに感じるので、普通にティッシュごと取り出して手に持って使えばいいじゃん、と、ただのポケットにしてあります。


 大体にして、ティッシュってあんなにアイデアグッズみたいにババーンと目立たせるほど使う頻度高くないし、それなのに「ここからティッシュ!出てくる!」って主張してくるのがデザイン的にかっこ悪いし、逆に鼻水が出るとかで沢山使うときはティッシュ入れごと取り出して手に持ったり、ちょっとそばに出しておけたりするほうが便利かな、って……? 
 2つのポケットは、ふたつだけだけど、ハンカチ・ちり紙の他にも、絆創膏とかリップクリームとか、ちょこちょこ別のものを入れられるスキマもある、とても自由なスペースです。