お泊り2日目、初めての深大寺と楽焼き

 


 さなと2人で、私の妹の家、永福町のお兄ちゃんの家へお泊りの2日目。
 この日は、前から行ってみたかった深大寺に行った。吉祥寺の公園側からバスに乗って行ける。終点まで乗るからそこそこの時間かかるけど、さなには、朝、酔い止めチュロップを舐めさせておいたから大丈夫だった。
 まずは、さなのお目当ての鬼太郎茶屋に。鬼太郎茶屋は古い民家がまるごと使われている店舗で、1階は鬼太郎関係のグッズが沢山売っていて、鬼太郎メニューのカフェもある。カフェにはところどころに鬼太郎のぬいぐるみが置いてあったり、木のベンチがぬり壁の形だったり、メニューが妖怪っぽかったりと凝っている。私と妹は目玉親父の形の餅を乗せて食べる栗ぜんざいを食べたんだけど、おやじが餅の重さで沈んでいってしまい、写真を撮れなかった! 味は調度良いさらさら味で、口直しの塩昆布も和んだ。さなとお兄ちゃんはソフトクリームとかサンデーを食べてた。ぬり壁の形のこんにゃく田楽も皆で1本づつ食べた。妖怪メニューを満喫した。妖怪メニュー可愛かった。

 次は、「むさし野深大寺窯」。素焼きの陶器に色付けができて、20分で焼きあがって受け取れる「楽焼き」などができるお店。20分でできるのは「楽焼き」で、花器や、毎日使う食器などは「本焼き」にしたほうがいいらしい。小物から大物まで店の一角に沢山真っ白い素焼きの陶器が積まれていて、好きなものを選んで空いている席で塗ることができる。絵の具の色はたくさんあって困らない。塗り終えたらお会計。ほとんどどれでも楽焼きか本焼きかを選べて、本焼きにすると少しだけ値段が上がり出来上がりは1週間後になる。
 私は猫の置物、さなは招き猫の土鈴、妹は箸置き、お兄ちゃんは一反木綿の形の箸置きにした。
 前日にこの店のウェブサイトを見ていたら、猫がお座りしている形の置物があるのを見つけたので、先月死んだ猫のフェイを作ろう! と決めていた。あっという間にそろそろ四十九日がきてしまい、暖かくなったら花壇を作って骨を土に埋めたりしようかなと思っていたので、位牌代わりに神棚コーナーに飾っておくのに、フェイそっくりの像を作ろうと思って、妹の家から写真を持ってきて、見ながらがんばってそっくりに着色した。めっちゃ似てるのが出来た。背中の後ろがちょっと野生の猫みたいに豹柄になっているのもしっかり再現。しっぽがちょっと短かったところも。この猫の楽焼き、飼い猫の像を作りたい人にはおすすめだよ! イヌやうさぎも、貯金箱や十二支のとこにある。
 お寺にお参りして、おみやげ用の深大寺蕎麦を買った。お寺の正門前の道を左に進むとある、一休庵という水車の回っている店で買った。帰ってきてからパパと3人で食べたらおいしくて、今年の年越しそばもこれがいいな!って思ったほどだった。
 東京へは武蔵野線ではるばる1時間くらい電車に乗ってきたんだけど、行きも帰りも空いていて座って来られたので良かった。さなが生まれてから東京に出ることなんてほとんど無いんだけど、吉祥寺はお店が近い範囲に色々あって見まわるのにすごく良かった。やっぱり東京だからいい店いっぱいあったし。それに思ってたほど遠くないかも!