雛祭りにいちごババロア


 いつも2月4日を過ぎたらお雛様を出そうと思っているんだけど今年は少し遅く出してしまったので、3月3日の日曜日は過ぎてしまったけど、今週いっぱいの金曜日まで飾ることにした。さなはお雛様に、お水やコアラのマーチ干し芋をお供えし、水が乾燥して減ってきたのを見て「おひなさまがお水を飲んだみたいだよ!」と言ったり、ひなまつりの歌の歌詞をフルコーラス紙に書いてお雛様のそばに貼り付けて飾ったり、今年は幼稚園で2セットもお雛様を作ってきたのでそれも飾ってお祭りみたいになった。
 ひなまつりメニューはねぎとろをのせたちらしずしとあさりのお吸い物で、デザートにはイチゴババロアを作った。
 ババロアを初めて作った。卵黄・砂糖・牛乳に火を通してアングレーズというカスタードみたいなクリームを作る。これに、いちごピューレとゆるく泡立てた生クリームを混ぜてゼラチンで固めるというもの。クリームを作る段階で、本の作り方を信じて書かれているがままにチンしていたら卵がモロモロに分離してきてしまったんだけど、ネットの情報により気を取り直してブレンダ―で良く撹拌したらクリームっぽくリカバリーできた。できあがったババロアは、ただのムースより味が濃くてとってもおいしかった。クリームと卵とバニラとレモンを組み合わせた味わいが非常にノーブル! とてもおいしいんだけど、上品すぎてちょっとダサイ、という形容詞が当てはまるデザート。ほんと、おいしいんだけど、味も見た目も地味なので、レアチーズケーキのようにフルーツソースを添えて食べるのが必須みたい。ジャムを薄めて作ったソースと一緒に食べたらとてもおいしかった。簡単だし、今回みたいに失敗しても何とかなるってこともわかったし、また何かのときには作りたい。