幼稚園に入れた

おおきくおおきくおおきくなあれ (まついのりこかみしばい ひろがるせかい) 
 今日は幼稚園の願書提出の日。先着順で10人くらいづつの子供と先生で集団遊びをした後に入園許可をしてもらうというものだ。親の面接やテストは無く、子供の詳細についてなどの親子面談は、来月改めて行われるそう。
 9時から始まるので余裕を持って8時15分ころ到着したら8番の整理券をもらった。はやく着いちゃった! 幼稚園の前にずっと並んでいなきゃならないのかなと覚悟して、念のためにとさなに一年ぶりくらいの紙おむつまではかせて来たんだけど、待機用の教室に入って時間まで子供を遊ばせていることができたので取り越し苦労だった。もう2組同じく早めに来ている親子がいて、30分くらい部屋に3組だけだった。少し親近感を抱いてしまった。
 今日は、集団遊び・入園許可証をもらう・入学金の納入・制服の注文・解散という流れ。
 時間が来てまた別の控室に入るとしばらくして集団遊びのために先生たちが子供を呼びに来て、これからはじめます、とか、いってらっしゃーいいってきまーすっていう改まったこともなく、みんな上靴はいてね、こっちでおもしろい遊びをするよ〜ぐらいの流れで子供たちだけなんとなーく隣の部屋へ誘導されていった。これからお隣の部屋で先生と遊んできてね、ってさなに言っておく間とかがなかったけどわざとそうしているのかも。ハーメルンの笛吹き状態。
 集団遊びの終わる寸前に子供たちのいる部屋に入れてもらえたのでどれどれと見てみると、さなはちゃっかり最前列に座って楽しそうに先生の紙芝居を見ていた。終わると子供たちが親のところに戻って泣き出して部屋がわーんわーんって声であふれて可愛かった。さなは少し嬉しそうな感じで、泣きはしなかった。戻ってきたさなは、シールを貼って名前を書いた色画用紙でできたカバンを首にかけていた。遊びで作ったみたい。
 最後に制服の注文をする教室では、MやLのサンプルを着せてみて、買い足さなくて済むように3年持ちますように、でも大きすぎると変だし、とサイズを悩みながらも注文。全部終わって、帰りたがらないさなをしばし園庭の遊具で遊ばせてから、嫌がるのをだましだまし帰ってきた。通う幼稚園が決まってほっとした。今年は何人くらいなのかなぁ。
 家に帰ってきたさなは、家じゅうの厚紙(今までとっておいたお絵かき帳の後ろの厚紙、アマゾンの段ボールの中の敷き紙など)を集めて、何か描いていると思ったら、どうやら集団遊びで先生が読んでくれていた紙芝居なのだった。
 豆粒みたいに小さい顔を描いた厚紙を見せてきて「何かこのさな小さくない?」。「小さいかも……」と答えてみると「じゃぁ魔法をかけて!おおきくなーれ!って☆」「大きくなーれ」
 で、めくって次の紙には大きなさなの顔。「ほら、大きなさな!」ってその次はトマト、さいごはケーキ、と同じように続いて終わる紙芝居。先生が読んでくれた紙芝居を再現したようだ。うろおぼえながらタイトルを検索すると「おおきくおおきくおおきくなあれ」という紙芝居みたい。写真は、私に飽きるほど読んでみせただけでは飽き足らず、コリラックマにも紙芝居を読んであげているさな。コリラックマのおでこについているのはおそらく名札。