「ロッコくんジュースのまちへ」

ロッコくんジュースのまちへ (日本傑作絵本シリーズ)

　図書館でステキな絵本を借りました。「ロッコくんジュースのまちへ」といいます。
　昨日買い出しのついでに私ひとりで図書館へ寄ったときにジャケ借りしましたが、中の絵も内容も期待をうらぎらない、表紙をみていいなぁと思った人には１００％満足できそうな絵本です。
　ロッコくんが夜中にのどがかわいて目を覚ましたとき、窓から見える夜空の月のなかに、ジュースを飲む人影が見えました。そして月から落っこちた！　森へ助けに行ったロッコくんは月の子と出会い、ジュースのまちへ連れて行ってもらうのでした……。
　さなが好きな、フルーツ、ジュース、虹、はちみつ、雨、ロボット、工場、じっけん、おくすり、おばけ、めいろ、キラキラといった要素が詰め込まれまくっています。そして温かみがあるようで洗練されてもいる絵柄が親としても魅力的に感じます。文字もあまり多くなく、入学前の子供が自分で読もうとするのにも良さそうな絵本です。
　おいしそうな絵本コレクターとしては、これは買わずにいられないとアマゾンの中古で注文してしまいました。現在は絶版しているので、気になる方は図書館かアマゾンでさがしてみてください。
　この作者のにしまきかなさんの他の本も借りてみようと思います。「びっくりさんちのみつごちゃん」「ティーピーとふしぎなおしろ」なんておもしろそうだなぁ。