リンゴ飴

 わにわにのおでかけ (幼児絵本シリーズ)わにわにのごちそう (幼児絵本シリーズ)
 先日妹が「わにわにのごちそう」という絵本をくれた。面白かったのでもっと読もうと思い、わにわにシリーズの別の絵本を図書館で借りました。「わにわにのおでかけ」という、わにわにがお祭りに出掛ける話。
 さなは、屋台が立ち並ぶ場面で何の屋台かを全部説明してあげたら、食べたこともないリンゴ飴が好きになっちゃったみたいで、あとから「さな りんごあめ すきー」と言ったり、マグネットお絵かきにいつものりんごの絵を描いて「りんごあめ」って言ったりしていた。「りんご」+「あめ」ってことで何かいい感じのものだとわかったのかなぁ? 絵も小さかったし、これはりんごあめって一言教えただけだったのにそこまで食いついてくるとは。本物を見せてあげたいけど、秋祭りの時期はちょうど過ぎちゃったところかな。
 わにわにがうれしいものを見つけた時の「よし よし よし」という口癖が2冊目にも出てきて面白かった。要所要所では立ちあがるんだけど、移動するときは腹ばいに戻って「ずり づづづ ずり づづづ」と這って進むところ、エプロンをしてフライパンを持って紳士的に丸焼きチキンをつくったのに、いただきますをしたあとは野生丸出しの食いっぷりで平らげるところも面白い。本物のワニと、ユーモラスなイメージの中のワニとの中間に位置するような不思議な存在感のわにわにがすてき。