よそのビオトープをうらやむ、そして今年のビオトープを始める


 先日、まだ2月の末ごろ、入学の書類を届けに小学校へ行った。1F中央の来客用の玄関脇に事務室があるんだけど、位置的にはそのすぐ前の屋外、花壇とかがあるようなところに、何気に、プールみたいな池があった。

 大きさがプールみたいに大きいというのではなくて、地面にコンクリートの箱を置いてペンキを塗ったような、プールみたいな見た目の、掘って作った池ではなく設置してある池というか……そういうもの。
 プール式だから、わりと深くて、池の壁も分厚くて、1〜2畳くらいの広さがあり、水を入れるための蛇口もついていた。

 その中に、金魚の群れがいて、金魚だーってさなと一緒に見ていたら、よく見たら他の場所に、メダカの群れもいて、プールの中はアナカリスがもう森林みたいに生い茂っていて、さらに良く見たらまた別の場所に、メダカの赤ちゃんの群れも居た!

 メダカは日照時間が長くなってくると産卵するらしい。メダカって、春の5月とかに生まれたくらいじゃないと冬までに大きくならないから、去年のちょっと遅い時期に生まれて、小さいまま冬を越した子たちの群れなのかなぁ、水槽が大きいし、壁も厚いし、保温力がありそうだから冬も暖かそうだなぁと感心して眺めた。アナカリスの生い茂りっぷりがすごいし、水も深ーいから、いろんな魚がすんでいても、こりゃぁ住み分けして生きていけるわ〜って、ほんと感心した。

 水草アナカリスくらいしかなくて、おしゃれ要素も全くなく、魚たちも珍しい魚ではなく、只大きいプールっていうだけで、防火用水でも溜めてるのかな、と通り過ぎるような見た目なんだけど、一度目を向けて気づいてしまったらもう一日中でも見ていたいくらいだった。可愛い水草や綺麗な土、珍しいメダカを入れるからすてきっていうんじゃなくて、生き物がのびのび生きているだけのことがすごくすてきで、大きな水槽にすごくあこがれた!!
 
 大きい水槽、いいなぁ〜。
 うらやましくてしょうがないのですが、今年もベランダでメダカのビオトープをするやる気が出ました。
 去年は幼稚園の係が忙しくて手をかけられなかったので、今年はさっそく今から始めて、メダカの赤ちゃんを大きく育て、年越しをさせるのが目標です。


 今年は、去年水槽用に買った45L位の水が入るコンテナ、同様のものをもう一つ買いました。
(これまでのベランダメダカビオトープについての記事は、こちらを参照→http://d.hatena.ne.jp/pno2/searchdiary?word=%A5%E1%A5%C0%A5%AB)


 ホームセンターに行くと、蓋は別売りの透明プラスチックの道具箱が、千円を切る値段で買えます。衣装ケースを流用するより、道具箱の用途があるものなので丈夫ですし、とってもおすすめです。
 今までメダカの赤ちゃん用には、間に合わせの小さい容器を使っていたのですが、大人メダカと同じ大きさの箱にしてあげてのびのび大きくさせることと、2つを交互に新調することで毎年を回していこうという計画です。
 まず、新しい水槽に水を入れて、今までの水槽から、もしかしたらまだ生きているかもしれないスイレンと、雑草みたいなものだからたぶん生きていそうなウォータークローバーをお引っ越しさせました。1週間くらいしたら新しいメダカを買ってきて入れたいと思います。去年のメダカは、白メダカが1匹だけ生き残っています。

 メダカは、去年買った白メダカは丸丸としていて体も大きくて元気で良かったけど、でかくて元気すぎるのかそういう性質なのか、他のメダカを攻撃する様子が多く見られて、白は白だけで飼う方がよさそうだなと思ったのと、今年は、小学校の池を見て自然にあこがれてしまったので、値段とかあまり高くなければ、原種に近い色の、普通の魚みたいな色のメダカとか飼ってみたいなぁと思っています。
 水槽の底の砂は、メダカ用の黒玉土にしました。小学校の飾り気のないビオトープに憧れてしまっているので、今年は落ち着いた色の黒にしてみました。アナカリスもたくさん入れたいなぁ。