三重ヘ

 3連休の3日間をフルに使ってテルちゃんの実家の三重ヘ帰省してきた。ふだん三重には年末年始に帰省しているので夏場は珍しい。一日目は弟家族も含めて近所のサンマルクで夕食会。
 二日目。佐夏に海遊びでもさせたいなと思っていたんだけど、三重に行ってみたらものすごい暑くてやる気がなくなったので、海をやめて電車で伊勢神宮に行ってきた。相変わらず素敵だったけど休日なのでそこそこ混んでいて、暑くて暑くて歩くだけでも熱中症になりそうだし、参拝後はさなもぐずってきたので、帰り道のショッピングは、いつも必ず寄るおはらい町の竹細工の店とおかげ横丁のおもちゃの店だけを見て、道端でさんま寿司めはり寿司と揚げかまぼこを買って帰りの電車で食べることにした。
 さなは伊勢神宮から宇治山田駅まで戻るバスで寝てしまった。いったい暑さでばててるのか昼寝してるだけなのか区別がつかないくらい、皆、汗かいてて暑い。さなの脇や首を冷たいジュースで冷やしてあげながらバスに乗ってた。さなは駅に着いたら目を覚まし元気に復活。
 私は伊勢や和歌山あたりの郷土料理「さんま寿司」が大好きなんだけど、久々に食べたら、大好きなおいしかった記憶をはるかに上回るおいしさだったので嬉しかった。さんま寿司はほんとガチ。よくあるさば寿司と同じでしょって思われるかもしれませんが、さんまはまた独特のうまさがあるんだよ。
 さなの伊勢みやげには、おかげ横丁で露店を出してた、名前を彫ってくれる手作りスタンプを買ってあげた。さなに選ばせたらリンゴの絵にしてた。

 三日目はもう帰る日。さなはおじいちゃんおばあちゃん、いとこの幼稚園生のお姉ちゃんお兄ちゃんが大好きになって別れるたびに泣いて困った。まず、最後にひと遊びしてきたいとこの家から帰るときに大泣き。東京に帰るためおじいちゃんおばあちゃんに駅まで送ってもらったときは、同じようになるのを防ぐために「ばいばいまたね」じゃなくて「じゃぁいってらっしゃい」とお別れみたいなことを言わないようにしてもらって別れた。
 最初のうちは「ちょっと海を見に行ってまた帰ってくるだけ」次に「これからおばあちゃんの家に行く途中(嘘すぎる)」というごまかしでなんとか東京に戻ってきた。さなはやっと戻ってきた東京駅の中でも私に手を引かれながら「さあ、おばあちゃんのいえまでどっちがはやいかな?」と嬉しそうにタカトコ走ってた。私たちは顔を見合わせて「oh…」。
 そしてとうとう、最後の最後でうちのマンションの中の広場を歩いている時点で「あれ〜、おうちにはかえらない〜! おばあちゃんおじいちゃん〜」と家と逆方向に逃げだそうとするのを引っ張ってやっと帰宅した。
 余りにも疲れた。お風呂に入ってから、パパが寄り道して買ってきたマクドナルドで夕食。頑張りをたたえあってから無心で食べた。
 来月の岩手への帰省は私とさな二人なので、絶対バギーに乗せていく。帰りの新幹線は妹親子と一緒だから大丈夫だけど、行きは電車も新幹線も二人なので、子供にも1席とって二人席で行くことにしてます。