迷宮への入り口をみつけたさな

 私がパソコンの椅子に座っているときに私の背中と背もたれの間に登ってきて「めいろ」って言ってた。こんななんでもない隙間がさなにとっては絵本で見た「めいろ」なのかな。
 椅子と背もたれの間の、私の背中と椅子の背でできた通路、私からも誰からも見向きされないのにそこに存在する隙間が、ここではないどこか、迷宮に入っていく入り口みたいに見えたのかもしれない。
 それはそれとして、おやつを食べさせる時とかも、集中してモクモク食べているように見えても一口が小さいから、大人と比べたらすごく食べ進むのが遅いので可愛い。かなり大きくなったけどまだ小さくて可愛いとこもたくさんある。