海苔サンド

 手で食べやすいように、お握りや海苔巻きを作ってあげても中身を分解してごはんをバラバラにしちゃうので意味がない。それでお握りと海苔巻きはあまり作ってなかったんだけど、発想を転換して海苔メインでごはんは薄く塗る程度の海苔サンドにしたらちょっと被害がマシになった。
 といってもごはんが少ないから被害がマシというだけで、やっぱり海苔を開いてごはん面を確かめながら食べてる……。食事でも、スプーン使えるのに具材の部分は必ず手づかみして食べるし。しくみをくわしく確かめたいという気持ちはすごく大事なことだと思うし、私も幼稚園くらいになっても似たことをしていた記憶がある。おみそ汁のフキやうるいは絶対ストローにして汁飲むとか。でもそんな気持ちを潰されず実際にもやっていたおかげで、器械でも道具でも、料理や裁縫でも、ものの仕組みとかいちからつくることへの興味とか、実際にある程度器用であることとかが身に付いているんだと思うので、頭ごなしにやめさせることはしたくない。