ピクニックで、ミニバーベキューをしたい!

 さながある程度大きくなったから、公園や海にピクニックに行ったときに今までは色々面倒そうだから考えられなかった、バーベキューとか! やってみたいなあ! と思うようになった。
 それで、最近は、バーベキューってどうすればできるんだろう?って調べてみました。実家にいたころやお盆に帰った時も毎年やるのですが、うちの実家は私たちの親の世代がアウトドア過ぎていて、子供と孫世代は自然と食べる専門になっちゃってて、自分で火を起こしたこともないのです。
 バーベキューといっても、数家族が総出で車にコンロやテーブルやクーラーボックスなんかを積んでいくような、いわゆるバーベキューってやつではなく、家族3人だけとか、突発で2家族くらいでとか、ママと子供たちだけとかで、ちょっとしたキャスター付きバッグに全部入れられるくらいの道具や材料を持って電車やバスで少し大きい公園まで行くような、ピクニックに毛が生えたくらいの気軽にできるバーベキュー。ミニマムバーベキュー、というのを目指して、必要な道具を探してみました。携帯性、軽量、簡単、低予算というのがテーマです。


【バーベキュー場】
うちから近くて雰囲気のいいところはこのあたりです。それぞれテイストが違うので、気分に合わせてチョイス!

みさと公園金町駅からバスで少し。バーベキュー場が明るくて雰囲気が良いです。園内には長い滑り台や大きなアスレチック、ジョギングコースがあります。炉のない場所は500円です。登録をした人は事前にネット予約ができ、そうでない人は当日9時からの受付です。
 池の対岸の水元公園も素敵な公園ですが、バーベキューエリアは大きな木陰の森の中みたいなところで雰囲気が暗く、真夏の日差しを避けるにはいいのですが、敷物メインでいくのがはばかられてしまうので、気持ち的にみさと公園推しです。
・21世紀の森:新八柱駅からバスでちょい。申し込みは必要ですが場所だけのプランは無料です。遊具は無いけど、敷地内が丘陵と山あいみたいになっているので、子供が森林での山登り気分を味わえるコースもある。バーベキューは管理棟で購入する炭と着火剤のみを使用し、燃料の持ち込みはできません。材料や食料の販売がかなり豊富です。
・ふなばし三番瀬海浜公園:二俣新町からバスで少し。ヤドカリがたくさんいる遠浅の砂浜で、4月から7月までは潮干狩りもできます。今は申し込み無く浜辺で自由にバーベキューができます。(直火は不可)といっても今年の12月からは決まったエリア内だけでの利用となるそうですが、それまではどこでも自由です。水道、足洗い場、トイレ、売店、食堂もあります。潮干狩りをしなくていいなら、それ以外のシーズンは休日でもとても空いているのでおススメです。


【コンロ】

 ミニバーベキューを焼くためのコンロ。持ち運びやすく使い勝手も良いと評価のあったこれを入手してみました。アマゾンで送料含めて1382円。七輪に毛が生えたくらいの大きさをイメージしていましたが、届いてみたら直径36センチくらいありました。でも軽いし脚のなかに収めて小さくまとまるし、ぎりぎりうちのキャリーに入る大きさだったので良いことにします。うちで使っているホットプレートくらいの大きさはあるので、人数が多少多めでも大丈夫そうですね!


【燃料】

 バーベキューといえば炭火なのですが、炭火は着火剤とかバーナーで着火してから火力を安定させるまでに時間がある程度かかるそうなので、ミニバーベキューだからそこを省略しちゃおうかな、と、火を付けるだけで焼き始められるという燃料を買ってみました。「エコココロゴス」というシリーズの燃料です。チャッカマンなどのライター的なもので一部分に火を付けると、最初は表面に火が回り高く燃え上がるのですが、それが落ち着くとすぐに焼き始められるそうです。風の入り具合などで大きく変わるかと思いますが、ネットで検索してみた誰かの体験談によると、2時間ほど燃焼し、燃えカスは灰になるということでした。この燃料は、通販することもなく、うちの最寄りのダイエーのバーベキュー用品コーナーにありました。2個入りで498円とかでした。類似の燃料が他のメーカーにもあるので、こういうものを利用すると楽だと思います。火おこしの醍醐味とかは無くなってしまいますが、それはおいおいということで。ちなみに炭での火おこしにはカセットコンロのガスにつけて使えるガスバーナー(1500円位)で炭に直接火を付けると楽だそうで、それも検討したのですが、今回は初期投資が少なくかさばらず、気軽に試せる方法を選びました。


【マグカップとミニテーブル】
 
 お湯を沸かしてコーヒーとか淹れられたらいいなぁと憧れて、それっぽい食器を買ってきました。100均のセリアにあるメラミン食器シリーズのマグカップです。本当は、ファイヤーキングのスタッキングマグにそっくりの色と形なのにプラスチックでできているマグカップがあると聞いてそれを目的にセリアに行ったのですが、実際に見てみたらちょっと大きめでかさばる感じだったので、コンパクトで耐熱性もあり色も可愛い赤のメラミンマグに決めました。お揃いで赤い火ばさみも買っといた。
 ミニテーブルも作ってみました。作ったというか、金具を板にはめただけです。差し込むだけの組み立て式なのでかさばりません。金具はダイソーで売られていた、ワイヤーラックに引っ掛けてフックとするための金具(2本100円)を流用します。これを、最近うちで猫部屋をつくるときに買った「ポリカプラダン」という堅くて透明なプラダンの端材に差し込んだだけです。あまり板を大きくすると物を乗せたときにたわんでしまうので様子を見ながら適度な大きさにしました。写真のものは16センチ×41センチです。脚の数を増やせばもう少し大きなテーブルも作れると思います。最初の予定では、ベニヤの小さい板を買って良い感じにニスを塗って天板に使おうと思っていたのですが、家にあるもので済ませちゃいました。金具の差し込み部分はペンチで曲げられるので、板にきっちり挟めるように少し締めました。ポリカプラダンは、90センチ四方が1000円弱くらいでホームセンターに売っていると思います。縦方向には簡単ですが、横方向でもカッターで何度か傷をつけてから折るというような切り方で綺麗に切れます。このポリカという素材が硬くて透明感があるので、でき上がった台もすりガラスと金属を使った古風な台みたいでとても綺麗なんです。アウトドアだけではなく、家でケーキスタンド的な用途にも使えそうです。金具はもう少し短めのサイズもあり、それは3本で100円でした。
 このミニテーブルには、真ん中に1Lの牛乳パックを乗せられます。食べ物と飲み物類ならば普通にのせられる感じの強度ですね。耐熱温度も120℃あるので熱いマグカップも平気です。バーベキュー会場の雰囲気にもよりますが、ミニバーベキューにテーブルと椅子のセットを持って行くのは重たくなるからできるだけ避けて、座るところは敷物メインにしたいけれど、食べ物や飲み物をちょっとのせられるくらいの台があればうれしいかもって思い作ってみました。